欧州株(13日):3日続伸、ユーロ圏GDPプラス成長回復を好感

欧州株式相場は3日続伸。ダウ 欧州600指数は週間ベースで2週連続高となった。米消費者マイン ド指数が11月に予想外に低下したものの、ユーロ圏の7-9月(第 3四半期)実質GDP(域内総生産)速報値は前期比でプラス成長 に転じたことが相場全体の支援材料になった。

世界最大の宝飾品メーカー、スイスのフィナンシエール・リシ ュモンや同業3位のイタリアのブルガリはいずれも大幅高。両社と もに市場予想を上回る決算を発表したことが好感された。ベルギー の銀行、KBCグループも高い。7-9月期(第3四半期)の調整 後純利益が予想外に増加したことから買いが広がった。

ダウ欧州600指数は前日比0.4%高の247.64で引けた。週間 ベースでは2.7%値上がりした。同指数は3月9日付けた今年の最 安値からは57%上昇。政府の景気刺激策と過去最低の政策金利がリ セッション(景気後退)からの脱却を支援するとの観測が背景とな っている。

バンク・マルタン・モーレルで120億ドルの資産運用に携わる ジェローム・フォルネリス氏は「企業決算は好調な内容が相次いで いる」と指摘。「もはや経済危機には陥っていない。一方、経済統計 の方向が一致しないため、相場は不安定な展開になる可能性がある」 と述べた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表したユーロ 圏の2009年7-9月(第3四半期)実質GDP(域内総生産)速 報値は前期比で0.4%増加し、16カ国から成るユーロ圏が戦後最悪 のリセッション(景気後退)を脱したことが確認された。家計支出 が停滞しているものの、ドイツとフランスからの輸出が域内経済成 長に寄与した。前期は0.2%減だった。

米消費者マインド指数

11月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数(速報値) は66と、前月の70.6から低下した。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミスト予想では、71.0への上昇が見込まれていた。

13日の西欧市場では、18カ国12 カ国の主要株価指数が上昇。 ダウ・ユーロ50種指数は前日比0.2%高、ダウ・欧州50種指数は

0.5%上げた。

リシュモンやブルガリが高い

フィナンシエール・リシュモンは5.6%高。同社の09年上期 (4-9月)決算は純利益が前年同期比60%減少したものの、マイ ナス幅はアナリスト予想より小さかった。

ブルガリは5.1%高の6.30ユーロと、12カ月ぶり高値。一部 証券会社が同社の株価目標を引き上げたことがきっかけ。ブルガリ の7-9月(第3四半期)純利益は前年同期比70%減の700万ユー ロと、市場予想を上回った。

KBCグループは4.5%。同社の7-9月期(第3四半期)決 算は、一部項目を除いた純利益が前年同期から15%増の6億3100 万ユーロ。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均では3億 9930万ユーロへの減少が見込まれていた。

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