インサイダー取引事件のカーン被告、当局に協力約束後にEメール消去

インサイダー取引の罪を認めたイ ンテル元社員のルーミー・カーン被告は、ヘッジファンド業界の捜査 を進める米政府への協力に同意した後に、不利になる電子メールを消 去したことを認めた。

12日公表された10月19日の公判記録によると、カーン被告はマ ンハッタンの連邦地裁で罪を認めながら、「当局の捜査に協力を始めた 後の2008年初めに証券詐欺の摘発が行われると知って」共犯者からの 電子メールを米証券取引委員会(SEC)に提出せず破棄したと述べ た。また「自分の行動は悪いことだと承知していた」と付け加えた。 同被告はラジ・ラジャラトナム被告が率いる米ヘッジファンド大手 ガリオン・グループに一時在籍していた。

検察当局はカーン被告(51)の協力を頼りにラジャラトナム被告 (52)のインサイダー取引容疑での立件に踏み切り、10月16日に逮 捕した。検察当局によると、カーン被告は2004年から07年まで少な くとも8人と共謀し、企業内部者などから得た極秘情報を基にインサ イダー取引を行った。同被告は07年には、ヒルトン・ホテルズなどに 対する未発表の買収提案や、グーグルの予想を下回る業績見通しとい った内部情報をラジャラトナム被告らに渡していたという。

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