仏アレバ、送電・配電部門に約40億ユーロの買収案-関係者

原子炉製造最大手、仏アレバは、 送電・配電部門に対する約40億ユーロ(約5400億円)での3つの買 収案を提示されており、月内に買収案を絞り込む方針だ。事情に詳し い関係者3人が明らかにした。

仏政府の傘下にあるアレバの9日の発表によると、買収を提案し ているのは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のほか、東芝・産 業革新機構(INCJ)連合、同部門を以前所有し、受配電・制御機 器大手シュナイダーエレクトリックと共同提案した仏アルストムの企 業連合。関係者によると、政府は現在3つの買収案を検討している。

アレバは2004年にアルストムから送配電部門を9億2000万ユー ロで買収し、同分野でスイスのABBと独シーメンスに次ぐ世界3位 に浮上した。サルコジ財務相(当時)はアルストムの破たん回避を目 指して同部門売却をまとめたが、アレバは成長している世界的な原子 力市場での事業拡大に向けた資金調達を目的に 同部門を手放す方針 だ。

スターン・アジー・アンド・リーチのアナリスト、ベン・エリア ス氏(ニューヨーク在勤)は「われわれの理解では、東芝が現金で最 も高い条件を提示し、GEは今後の事業方針について最も詳細な計画 をまとめている。アレバの送配電部門の統合方法となると、アルスト ムとシュナイダーがフランスにとって最善のものを持つ」と指摘した。

アルストム、シュナイダー、GE、アレバの会社関係者のほか、 東芝広報担当の新庄憲氏はいずれもコメントを控えた。

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