米FRB:総資産2カ月ぶり低水準、銀行への貸し出し減少-週間統計

米連邦準備制度理事会(FR B)が12日公表したバランスシート(貸借対照表)週間報告によ ると、総資産は2カ月ぶりの低水準に減少した。銀行への貸し出し が減少したのが背景。

11日現在の総資産は前週比300億ドル(1.4%)減の2兆1400 億ドル。ターム・オークション・ファシリティー(TAF)に基づ く商業銀行向け貸出残高は298億ドル減の1095億ドルと、昨年5 月以来の低水準となった。

FRBは先月、米国債買い入れプログラムを完了。与信拡大や 景気回復に向けた取り組みの一環として、住宅関連債の買い入れは 来年3月まで継続する。FRBの緊急融資プログラムに基づく借り 入れが減少していることは、同プログラム以外で資金調達コストが 低下していることを反映している。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は先月、FRBのバランスシ ートが来年、2兆5000億ドルに拡大する可能性があるとの見通し を示した。

11日現在、FRBの住宅ローン担保証券(MBS)の保有残高 は前週比11億8000万ドル増の7756億ドル。米国債保有残高はほ ぼ変わらずの7765億ドル。政府支援機関(GSE)債は27億1000 万ドル増の1497億ドル。

FRBがコマーシャルペーパー(CP)を直接購入する緊急プ ログラム(CPFF、昨年10月導入)のCP保有残高(額面ベー ス)は、99億8000万ドルから97億8000ドルに減少した。

商業銀行向け窓口(公定歩合)貸出残高は225億ドルから199 億ドルに減少。各国中銀との通貨スワップ協定に基づくドルの貸出 残高は28億ドル減の291億ドルだった。

FRBは4日、連邦公開市場委員会(FOMC)会合の声明で、 最大1兆2500億ドルのMBS買い入れプログラムを来年3月まで に終了する方針をあらためて表明するとともに、GSE債買い入れ プログラムの規模を最大2000億ドルから1750億ドルに縮小した。

資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)市場やマネーマー ケット・ファンド(MMF)に流動性を供給するプログラム向け貸 出残高は5週連続でゼロだった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE