AIG:FRBのCP購入制度の利用脱却できず、追加借り入れ検討

米保険のアメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)は、終了が迫っている米連邦準備制度 理事会(FRB)によるコマーシャルペーパー(CP)購入プログラム の利用からいまだに脱却できずにいる。

AIGが先週監督当局に提出した文書によると、FRBのCPファ ンディング・ファシリティーの残高100億ドルに対し、AIGの残高は 58億ドルと、その半分を超えている。

CP購入プログラムは昨年10月に導入され、同プログラムを通じ て企業が借り入れた資金は今年1月に最大3500億ドルに膨れ上がった が、現在は民間部門からの資金調達や短期借り入れの規模縮小などでC P購入プログラムの利用は減少している。

米調査会社アイト・グループのシニアアナリスト、クラーク・トロ イ氏は「AIGは引き続き、予想以上に政府の資金プログラムに依存し ている。返済額は増すばかりで、納税者に全額が戻ってくるかどうかは 不明だ」と語る。

AIGは提出文書の中で、来年1月に期限を迎える58億ドルのC P償還に備えて、FRBの5年物の信用枠から「さらに借り入れる」可 能性を明らかにした。同社はまた、「ほかの資金源の利用も考慮する」 と述べたが詳細には言及していない。

保険会社で同業のメットライフの今年第3四半期末時点でのCP購 入プログラム利用はゼロ。昨年12月31日時点では16億5000万ドル の残高があった。また航空機リース事業でAIGと競合する米複合電機 のゼネラル・エレクトリック(GE)は昨年第4四半期に同プログラム を使用したが、それ以降の利用は計画していない。

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