アジア株:下落、成長への懸念が重し-中国移動や工商銀が安い

12日のアジア株式相場は下落。M SCIアジア太平洋指数が5営業日ぶりに値下がりした。中国の温家 宝首相は、世界の景気回復は緩慢で道は平坦でないとの認識を示した。

チャイナ・モバイル(中国移動)と中国工商銀行が香港市場で下 落した。久光製薬とツムラはともに大幅安。政府の行政刷新会議が医 療費抑制に向けて薬価引き下げを議論しており、業績への影響が懸念 された。

世界3位の鉱山会社、英・オーストラリア系鉱山大手のリオ・テ ィントは金属相場高を手掛かりにシドニー市場で1.8%上昇。国内2 位の自動車メーカーのホンダは、ゴールドマン・サックスが買い推奨 したことから買われた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後6時11分現在、前日比

0.5%安の118.28。下落銘柄と上昇銘柄の割合は2対1。日経平均株 価は前日比67円19銭(0.7%)安の9804円49銭で取引を終えた。

MU投資顧問の森川央シニアストラテジストは、「相場はこう着気 味だ。日本はデフレ環境下で長期金利が上昇基調にあり、上値を抑え る要因になっている」と指摘した。

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