EU大統領を選出へ、19日に臨時非公式首脳会議-ベルギー首相が有力

【記者:Johan Carlstrom、Jonathan Stearns】

11月11日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)は、初代の欧 州理事会常任議長(EU大統領)と外交・安全保障上級代表(EU外 相)を選出するため、19日にブリュッセルで臨時非公式首脳会議を 開く。ベルギーのファンロンパイ首相とイタリアのダレーマ元首相が それぞれ有力候補だ。

EU議長国スウェーデンのラインフェルト首相は11日の記者会 見で、EU大統領と外相を選ぶための臨時首脳会議を招集したと発表 した。同首相は「両ポストに多くの名前が挙がっている」としながら も、想定される候補者の名前に直接言及することは避けた。

EU全加盟国が先週、新基本条約「リスボン条約」の批准手続き を完了したことで、EU大統領、外相人事をめぐる議論が本格化。 2003年にブッシュ前米大統領が推進するイラク戦争支持に回ったこ となどが影響し、ブレア前英首相が選出される可能性は後退し、ベル ギーのファンロンパイ首相が就任する妥協案が浮上している。

ラインフェルト首相はEU各国首脳との最初の協議がこの日一 巡したとした上で、候補の絞り込みを進める意向を表明。「1つのポ ストについて1人の候補者を提案したいというがわたしの考えだ。他 の26カ国首脳すべてと実際に話をしてみると、ポストを上回る数の 名前が出てくる。さらに協議が必要になるだろう」と語った。

欧州政策センターのアナリスト、シャダ・イスラム氏は電話イン タビューで、「ファンロンパイ氏がEU大統領として信認を得ている とみられる唯一の人物だ。ダレーマ氏が外相の最有力候補だ」と話し ている。

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