CSKHD株が午前の上昇率1位、上期で通期コスト削減額目標を達成

情報サービス大手、CSKホール ディングスの株価が急伸。コスト削減に意欲的に取り組んでおり、第2 四半期(2009年4-9月)末時点で既に期初に計画した通期削減額を 上回った。収益改善に向けた期待が高まっている。

株価は前日比19%高の416円まで値を上げ、6月12日以来5カ月 ぶりの上昇率となった。午前終値は18%高の413円で、東証1部の上 昇率1位。

同社ではコスト削減策として、人件費や社内システム投資の削減、 本社間接要因のスリム化を計画し、今期(10年3月期)は年間で64億 9000万円の削減を期初に予定していた。11日発表の第2四半期段階で は、昨年9月に比べて販売費および一般管理費を約20%(68億円)削 減したことが確認された。

同社の広報担当者によると、下半期にも役員報酬や賞与抑制などに よって上半期と同様のペースでさらにコスト削減額を積み増していくと いう。

コスト削減や証券事業の業績改善、不動産証券化事業の撤退などか ら、会社側では今期の連結営業利益予想を16億円から36億円へ増額修 正した。クレディ・スイス証券の森本展正アナリストは投資家向けメモ で、「再生に向けたコスト削減が想定以上に進んでいることはプラス」 と述べ、ポジティブな印象だとしている。

その一方、森本氏は「本業回帰が軌道に乗るかどうかについては下 半期以降の受注動向次第」と分析、投資判断「アンダーパフォーム」を 据え置いた。

このほか、読売新聞(オンライン版)は12日午前、同社が子会社 のコスモ証券の売却先を3社に絞って交渉を進めていることが明らかに なったと報じた。売却先候補は日本アジア証券を傘下に持つ日本アジア ホールディングス、かざか証券を傘下に持つ大手投資ファンドのアドバ ンテッジパートナーズ、東海東京証券を傘下に持つ東海東京フィナンシ ャル・ホールディングスで、年内にも売却先が決まる見通しという。

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