アイスランド国債:ジャンク級への格下げは回避の公算-商業相

アイスランド政府は、同国の国債 格付けについて、将来的に引き上げられジャンク級(投機的格付け) への転落は回避できるとの見解を示した。同国政府は、国際投資家と の関係正常化に向けた努力の一環として、自国の金融業界の再建と資 本規制の緩和に取り組んでいる。

マグヌスソン商業相は11日、電話インタビューに答え「アイスラ ンドは投資適格級格付けを維持できると楽観視している」と語った。 「他の西欧諸国と比較すれば、アイスランドの格付けが実のところ低 過ぎることに気付くだろう。従って、私は近い将来に格付けが改善す ると思う」と述べた。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは11日、 アイスランド国債の格付けを2段階引き下げ、「Baa3」とした。同 格付けを下回るとジャンク級に転落する。格付け会社フィッチ・レー ティングスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による格付 けはともに「BBB-」で、投資適格級の中で最低となっている。ム ーディーズは、銀行システムの混乱でアイスランドの公共財政は「厳 しい緊張状態」に置かれていると指摘した。

マグヌスソン商業相は今回のムーディーズの格下げについて、「ア イスランド政府の資金調達需要には一切影響を与えない」と語り、「当 面その必要はなく、政府が国際市場で調達を目指すことは近い将来に もないためだ」と説明した。

アイスランドの政府・中央銀行は国際通貨基金(IMF)からの 21億ドル(約1900億円)の融資を頼りに、国内経済の立て直しを進 めている。

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