ジャスダック松本社長:上場企業のアナリストカバーを「5割以上に」

新興市場ジャスダック証券取引所の 松本学社長(59)は、2010年10月に計画している大阪証券取引所のヘラ クレスとの市場統合を機に、上場企業の情報を投資家に提供するアナリ スト・レポートのカバー率を現在の2割から5割以上に引き上げたい意 向を示した。インタビューは11日に行なった。

-市場統合の見通しは。

「市場統合で上場は1000社を超え、新興市場の8割のシェアを持つ。 ジャスダックは、前期(09年3月)まで2期連続の赤字だったがコスト 削減で今後は黒字転換が見込める。9月に大証とのシステム一本化を終 え、来年3月の組織統合でさらに効率経営が進む。市場参加者への取引 手数料の引き下げに加え上場企業にも利益を還元したい」

-上場企業への利益還元は。

「現在、定期的にレポートが作成されている上場企業のアナリスト カバレッジは、ジャスダックとヘラクレスを合わせると2割しかない。 このレポートがないと投資家が困る。新市場は、この比率を5割くらい カバーしてもらうようにもって行きたい」

―具体的な取り組みは。

「米ナスダックはモーニングスターと提携してカバーを増やしてい るが、そうやって可能性を追求していきたい。まだオープンにはできな いが、すでにリサーチ会社などと実際に話しを進めている状況だ。カバ ー率5割は市場統合後1年以内には達成したい」

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