【個別銘柄】医薬品、MSCI採用、海運、東京精密、荏原、イビデン

材料銘柄の終値は以下の通り。

医薬品株:日本新薬(4516)は前日比8.8%安の1076円、久光製 薬(4530)は7.4%安の2860円。11日に開かれた政府の行政刷新会議 で、価格の安い後発医薬品のある先発品の薬価引き下げが議論された。 薬価が引き下げられれば医薬品企業の業績に影響を与えかねないとの懸 念が強まった。東証1部医薬品指数は2.3%安の1291.41ポイントと、 33業種中で下落率4位。

千代田化工建設(6366)など:MSCIグローバル・スタンダー ド・インデックスの定期銘柄入れ替えが公表され、日本からは5銘柄が 新規採用されることとなった。同指数との連動性を意識した運用を行う 資金からの買い需要が見込まれ、千代建が3.7%高の710円、シスメッ クス(6869)が同2.4%高の4700円など、採用される5銘柄が高い。

ファミリーマート(8028):1.6%高の2525円。12日付の日本経 済新聞朝刊は、コンビニエンスストア3位のファミマとその筆頭株主で ある伊藤忠商事(8001)が共同で、7位のエーエム・ピーエム・ジャパン (am/pm)を買収する方向で最終調整に入ったと報道した。伊藤忠 も1.6%高の618円と続伸した。

アルプス電気(6770):9.3%安の517円。同社は11日、今期(10 年3月期)の連結純損失予想を90億円に下方修正すると発表した。従 来は80億円を見込んでいた。

海運株:日本郵船(9101)は4%安の314円。郵船は12日、公募 増資などにより手取り概算で最大1425億円を調達すると発表、増資に よる1株価値の希薄化懸念などが広がった。同業他社も資本調達を行う のではとの警戒から、川崎汽船(9107)や商船三井(9104)なども売ら れた。TOPIX海運指数は3%安の481.83ポイントと、東証33業種 中で、下落率2位。

清水建設(1803):3.7%安の339円。同社がこの日午後1時発表 した4-9月期の連結営業利益は前年同期比53%減の51億円と、計画 80億円を下回った。売上高も落ち込んだ。10年3月期の連結営業利益 予想は前期比10%減の200億円と、従来計画と比べ45億円減額した。

ゼンショー(7550):3.5%安の605円。11日に発表した4-9月 期決算は4日の上方修正に沿った内容だったが、通期予想が据え置かれ たため、下期の業績不安が高まった。主力の牛丼業態「すき家」の下期 既存店売上高前提は前年同期比6.3%減に下方修正。

タカラトミー(7867):4.8%高の828円。主力商品の現代版ベー ゴマ「ベイブレード」を中心に玩具販売が好調で、11日に今期(2010 年3月期)業績計画の増額修正を発表。増配方針も示したため、収益の 伸びと株主重視の経営姿勢を評価した買いが先行した。

栗本鉄工所(5602):4.7%高の89円。同社は11日、10年3月期の 連結経常利益予想を前期比84%増の28億円に上方修正すると発表。従 来計画は15億円だった。鉄構部門の売上高が計画を上回る見通しとな ったうえ、鉄管部門を中心に利益改善が進んでいるという。

荏原(6361):9.4%安の366円と急反落。民間企業の設備投資抑 制などを背景に風水力部門や精密・電子部門の受注高が急減、上半期 (4-9月)は前年同期に続く最終赤字で、業績低迷を嫌気した売りに 押された。

フタバ産業(7241):2.9%高の498円。同社は11日、得意先の国内 自動車販売台数が増加したことを理由に、10年3月期の連結純損失予 想を従来の70億円から10億円へと、赤字幅が縮小する見通しに修正し た。また、「継続企業の前提に関する注記(ゴーイング・コンサー ン)」の記載がなくなったと発表したことも支援材料。

イビデン(4062):2.8%高の3300円。メリルリンチ日本証券は 11日付で、投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。

アサツー ディケイ(9747):2.8%安の1698円。1-9月期の連結純 利益は前年同期比90%減の2億6300万円だった。金融・保険、自動車 などの広告主からの出稿が減ったうえ、賃借料の上昇や貸倒引当金繰入 額の計上などで、利益が急減した。2009年12月通期の連結純利益予想 は前期比58%減の9億円と、従来計画を据え置いた。

新日本科学(2395):100円(18%)高の670円とストップ高(制限 値幅いっぱいの上昇)。同社はこの日午後零時、4―9月期の連結業績 予想を上方修正。純利益は前年同期比3.5倍の5億7800万円となった もようだ。従来計画は1億円だった。

新生銀行(8303):3.5%高の119円。11日に発表した09年4- 9月期の連結純利益は111億円となり、通期(10年3月期)の目標を 上期で達成した。未定としていた年間配当予想も1円に復配。

サンフロンティア不動産(8934):3000円(14%)安の1万8010円 ストップ安(制限値幅いっぱいの下落)で比例配分。4-9月期の連結 純損失は43億3600万円と、事前計画の3億5000万円から大きく悪化 した。保有する一部の販売用不動産についてたな卸資産評価損を計上し たほか、投資有価証券評価損などの発生が響いた。

ユニデン(6815):8.9%安の184円と、4月以来の安値に。ベトナム 工場の生産性改善が遅れているほか、円高による為替差損も響き、今期 (10年3月期)赤字幅が従来計画から拡大する見通しになった。

ヤフー(4689):4.6%高の2万7500円と、8営業日ぶりに反発。 広告市場に底入れの兆しが見え始めているとの指摘が出て、買い注文が 先行した。ゴールドマン・サックス証券は11日付で投資判断を「中 立」から「買い」に引き上げた。

富士重工業(7270):4.4%高の357円。ゴールドマン・サックス 証券は11日、投資判断を「買い」に引き上げた。

井関農機 (6310):午後2時半に10年3月期の業績予想を下方修正し て急落、9.9%安の337円で終了した。国内販売の回復遅れと米国を中 心とした海外需要の低調、為替差損により、連結純利益は従来計画比 31%減の11億円を見込むこととなった。

SUMCO(3436):3.1%高の1715円と反発。大和証券SMBC は11日、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」 に引き上げた。

東京精密(7729):6.4%高の1095円と反発。同社は11日、4- 9月期決算を発表。JPモルガン証券はこれを受け、受注のボトムアウ トが確認できたとして、投資判断を「アンダーウエート」から「中立」 に引き上げた。

ディスコ(6146):3.6%高の5150円と3日続伸。LED向けの需 要が堅調に推移しているとして、10年3月期の連結純利益予想を1億 円から14億円に引き上げた。

トランス・コスモス(9715):7.9%高の845円。4-9月期の連結純 損益は前年同期の11億円の赤字から4億円の黒字に浮上した。事業の 選択と集中、コスト構造の変革などの効果が出た。

ヨロズ(7294):5.3%高の1090円。10年3月期の連結純損益予想を これまでの10億円の赤字から6億4000万円の黒字に修正した。適正な 生産体制構築のため工場を閉鎖したことなどが寄与するとみている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE