LIBOR-OISの縮小、リスク警告か-マクロエクノミック

米連邦準備制度理事会(FR B)の元理事ローレンス・マイヤー氏率いるマクロエクノミック・ アドバイザーズによると、ドル建て銀行間取引金利とフェデラルフ ァンド(FF)金利見通しの格差(スプレッド)が金融危機前の水 準にまで縮小していることは、投資家がリスクを再び過小評価して いる様子を示しているようだ。

マクロエクノミックのリポートによると、投資家のリスク許容 度を表す「LIBOR-OISスプレッド」は2007年以降最低で、 サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)市場崩壊や 世界的な信用危機前の水準に縮小している。政府による金融業界支 援が背景にあった。

LIBOR-OISスプレッドは、3カ月物ドル建てロンドン 銀行取引金利(LIBOR)とオーバーナイト・インデックス・ス ワップ(翌日物無担保コールレートと固定金利を交換する金利、O IS)のスプレッド。

リポートを共著したFRBの元エコノミスト、アントゥリオ・ ボムフィム氏によると、政府支援が縮小しているにもかかわらずス プレッドが拡大しなければ、投資家はリスクを十分に織り込んでい ない可能性があるという。

マイヤー氏は9日のインタビューで「景気サイクルの現段階に おいて想定していた以上に、リスクプレミアムが縮小した」と指摘。 「スプレッドは現状が持続不可能であることを示している。危険を 伴う反転にはならないと思うが、何らかの反転がみられる可能性が 高いことは確かだ」と語った。

LIBOR-OISスプレッドは7-9月期に約0.1ポイント と、2001年12月-07年7月の平均(0.11ポイント)を下回る水 準に縮小。08年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破 たん直前の数週間は過去最高の3.64ポイントまで拡大していた。

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