英ロイズとRBS、ボーナス支給見送りで業績悪化も-シティー市長

英金融街シティーのルーダー市 長は10日、公的資金を受けた英銀大手ロイズ・バンキング・グルー プとロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) が一部従業員にボーナスを支給しない計画について、両行の業績を損 なう恐れがあるとの懸念を示した。

ルーダー市長は10日に市長室でインタビューに応じ、「国有銀 行の一部が報酬支給を認められなければ、銀行は必要な人材の確保が 困難になる。銀行が健全性を回復し、公的資金を返済するために、わ れわれ納税者にとってもそうした人材は必要だ」と指摘。「変動報酬 は悪いアイデアではなく、むしろ良いアイデアだ。持続的な業績を反 映させるべきだ」と語った。

RBSとロイズは先週、追加公的資金の投入に伴い、年俸3万 9000ポンド(約580万円)を超える従業員には2009年の現金ボー ナスを支給しないと発表した。これに対し、ウォール街の3大金融機 関であるゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレー、 JPモルガン・チェースの投資銀行部門は今年過去最高のボーナスを 支給する見通しで、アナリスト予測では297億ドル(約2兆6700 億円)に上る見込み。

ルーダー市長は「金融システムは生き残っており、かなり落ち着 いてきている。報酬を支給することを恐れるべきではない」と述べた。 RBSのスティーブン・へスター最高経営責任者(CEO)は今月6 日にBBC放送のインタビューで、報酬慣行の見直しと従業員の保持 という「細心の注意を要する綱渡りの状況に置かれている」と語って いる。

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