ヘッジファンドの10月成績:8カ月ぶりのマイナス-ユーリカヘッジ

調査会社ユーリカヘッジ(シンガ ポール)によると、ヘッジファンドの10月の運用成績は8カ月ぶりに マイナスとなった。世界的な株価上昇が一服したことが背景。

ユーリカヘッジが11日公表した暫定集計によると、同社のヘッジ ファンド指数は年初来16%上昇。このままいけば通年では2003年以 来の好成績となる。また、業界の運用資産は10月に49億ドル(約4400 億円)増え1兆4400億ドルとなった。ユーリカヘッジはモニターして いる2000余りのファンドの44%からの報告を受けて集計をまとめた。

世界の先進国市場株の指標であるMSCI世界指数は10月に

1.9%下落となり、3カ月で17%上昇した流れが途切れた。

資金動向では、10月は純流入6カ月目。同月には業界に差し引き で76億ドルが流入した一方、価格下落で26億ドルの損失が出た。

地域別では北米と日本に投資するファンドがそれぞれ0.8%と

0.7%のマイナス。10月は米株の指標であるS&P500種株価指数が下 落したほか、ユーリカヘッジによれば日本については円高などが懸念 材料となった。一方、東欧とロシアについての指数は2.5%上昇した。

戦略別では9種類のうち6種がプラスの成績を上げた。マイナス は商品トレーディングアドバイザー(CTA)ファンドと株式ロング・ ショートファンド、インベトドリブン(イベント分析)ファンドで、 それぞれ2%、0.3%、0.1%の下落だった。

ユーリカヘッジは最終集計を月内に発表する。

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