ポンド見通しが4月以来初の弱気に、ドルも悲観-ブルームバーグ調査

ブルームバーグが世界の端末ユ ーザー1558人を対象にまとめた11月の調査によると、投資家は英ポ ンドに対して4月以来初めて弱気に転じた。イングランド銀行(英中 央銀行)が2010年7-12月(下期)まで政策金利を過去最低水準に 維持するとの見方が背景にある。

今月のブルームバーグ・プロフェッショナル・グローバル信頼感 指数によると、今後6カ月間にポンドは下落し、英国債利回りは上昇 する見込み。世界経済への信頼感は4カ月連続で楽観派が悲観派を上 回った。

イングランド銀行は5日の金融政策委員会(MPC)で、いわゆ る量的緩和策の下での資産買い取りプログラムの規模を総額2000億 ポンドに拡大することを決めた。一方、格付け会社フィッチ・レーテ ィングスは10日、英国の債務拡大懸念から、最高格付けを有する国 の中で英国のソブリン格付けが最も大きな格下げリスクにさらされて いるとの認識を明らかにした。

ブルームバーグの調査に回答したTDセキュリティーズのチーフ 為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏(トロント在勤)は「基 調は依然として、量的緩和国の通貨を売って高利回り通貨を買うとい うものだ」と指摘。ノルウェーやオーストラリアが金融を引き締める なか、英国の利上げは「かなり先だ」との見方を示した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト42人を対象 とした調査の予想中央値では、英中銀は10年7-9月(第3四半期) まで、政策金利のレポ金利を過去最低の0.5%に据え置くと予想され ている。

信頼感指数

ポンド相場の見通しを示す指数は11月に42.96となり、10月 の50.49、9月の62.04から低下、今年3月の41.99以来最低とな った。指数は50を下回るとポンド下落予想を示す。同指数が50を下 回ったのは4月以来。

ポンドに対する投資家の見方は、相場が対ドル、対ユーロで上昇 するなか弱気に転じた。ポンドは9日に対ドルで1ポンド=1.6843 ドルの3カ月ぶり高値、対ユーロでは約2カ月ぶり高値の1ユーロ=

88.98ペンスに上昇。ポンドの対ドル相場は年初来で15%上昇して いる。オズボーン氏は、向こう3カ月間にポンドが対ドル、対ユーロ でそれぞれ、1.61ドル、93ペンスに下落すると予想している。

世界経済への信頼感を示す11月の指数は60.33(前月は61.7) に低下した一方、英国の指数は34.51(前月は39.71)と、3カ月連 続で悪化した。

ドル見通しの指数は42.42と、前月の31.23から上昇したが、 8カ月連続で50を下回り、弱気な見方が続いた。

国債利回りについては、調査対象とするすべての国について指数 が50を超え、上昇するとの見通しが示された。米10年国債利回りを 予想する指数は11月に68.54(前月は64.51)に上昇。ドイツ国債 は70.83(同67.74)、日本国債は61.07(同46.19)となった。

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