米AIGのCEO、辞意ほのめかす-報酬制限への不満の表出

米保険会社アメリカン・インタ ーナショナル・グループ(AIG)のロバート・ベンモシュ最高経営 責任者(CEO)は同社取締役会に、従業員への報酬をめぐる米政府 の制限を理由に辞任する可能性があると伝えた。事情に詳しい関係者 が明らかにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、ベンモシュCEO は先週の取締役会で辞意をほのめかした。同CEOは約3カ月前に就 任したばかり。関係者によると、同CEOの発言は不満の表出であり、 言葉どおりに辞表を提出した事実はないという。

8月に就任した同CEOは顧客と従業員の流出に歯止めを掛けよ うと努めている。米政府から受けた融資を返済するために売却を目指 している部門の事業強化が急務となっている。

ロジャーズ・インベストメント・アドバイザーズ(東京)のエ ド・ロジャーズCEOは、就任からわずか3カ月でのベンモシュCE Oの発言は報酬カットの「実践を託されたトップの苦労と苛立ちを示 している」として、「人材保持をめぐって報酬制限の無い企業と競争 しなければならないのだから、制限の実践はとどめの一撃と感じられ るだろう」と話した。

AIGの広報担当者、クリスティーナ・プレット氏はコメントを 控えた。ベンモシュCEOの発言については米紙ウォールストリー ト・ジャーナルが先に報じていた。

先月公表された文書によると、オバマ政権の企業幹部報酬監督官、 ケネス・ファインバーグ氏は、AIGの経営トップ12人について 91%の現金報酬減額を勧告した。

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