水銀に汚染された魚:米国の湖・貯水池の約半数で発見-環境保護局

米環境保護局(EPA)は10 日、調査対象となった国内の湖・貯水池の49%で有害な可能性のあ る水準の水銀で汚染されている魚が見つかったと発表した。

EPAは2000-03年の調査に基づく報告文書で、約半数の州の 湖で水銀やポリ塩素化ビフェニル(PCB)、殺虫剤などの有毒化学 物質に汚染された魚が発見されたことを明らかにした。

EPAは、妊娠が可能な年齢の女性や子供について魚の摂取を制 限すべきだとし、各州には水銀汚染を抑制する政策を推進するよう求 めている。水銀を過剰に摂取した幼児は神経障害に侵されるほか、妊 娠している女性は先天性欠陥症を持つ子供を出産する可能性がある。

EPA水質管理部のアシスタントアドミニストレーター、ピー ター・シルバ氏は「EPAは報告で焦点となった問題に積極的に取り 組んでいる。報告結果がまとまる前も水銀汚染を一段と軽減する努力 を始めており、水質汚染防止法の実施を強化している」と強調した。

EPAによると、米国では人為的な水銀排出の約半分は石炭など の化石燃料の燃焼によるもので、これが水中への水銀排出に「大き く」影響している。空気中への水銀排出は1990年から2005年の間 に58%減少した。

高水準のPCBが魚から見つかった湖・貯水池は全体の17%。

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