ドワンゴ株が1年ぶり下落率、ポータルの赤字継続-前期一転最終赤字

携帯電話向け音楽配信などを手が けるドワンゴの株価が一時前日比13.9%安の16万3100円と急落。 2008年11月14日(14.3%)以来、1年ぶりの下落率を記録した。ポ ータル事業やゲーム事業で計画を達成できず、前期(2009年9月期) は4期連続の最終赤字となったもよう。ポータル事業の赤字が継続して いることで、業績に対する失望売りが優勢となっている。

会社側が10日に発表した業績予想修正によると、前期の連結最終 損益は8億2800万円の赤字となった。従来予想は2億8000万円の黒字 だった。「ニコニコ動画」の事業資産の減損損失11億500万円などを 特別損失に計上したことが響いた。営業利益段階ではポータル事業の広 告収入が予想に達しなかったほか、ゲーム事業ではシリーズタイトルを 除いて販売計画に未達となるタイトルが多かった。

広報IR室の小玉誠一氏は、ニコニコ動画を中心とするポータル事 業で広告が伸び悩んでいることについて、「ネットの中では新しいサー ビスとあって、広告主からまだ認知されているメディアでないことが要 因」としていた。

シティグループ証券の山科拓アナリストは10日付リポートで、 「下方修正はポータル事業の赤字が縮小していないことを示唆し、短期 的にはネガティブ」と指摘した。ただ、ニコニコ動画の黒字化は近いと し、投資判断の「買い」は継続している。

同社では12日午後3時に決算発表、13日午前10時30分から決算 説明会を予定している。児玉氏は「ポータル事業の見通しについては決 算発表で話す」としていた。

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