日信号株が3カ月半ぶりの上昇率、上半期受注が一転上振れで業績期待

信号最大手の日本信号株が一時、 前日比8.8%高の839円と急反発。7月22日(12%)以来、約3カ月 半ぶりの上昇率となった。国内や中国などの受注獲得により、上半期 の受注額は前年同期比マイナス予想が一転増加に転じた。世界的な鉄 道需要の高まりから、中期的な業績改善期待が高まっている。

同社が10日に発表した上半期(4-9月期)の連結営業利益は、 前年同期比37%減の4億9600万円だった。駅務向けなどのICTソ リューション事業で事業者の設備投資見送りの影響などが出たことが 要因。鉄道信号など交通運輸インフラ事業は順調だった。

一方、受注面では北京地下鉄15号線の無線式信号保安装置などを 落札し、交通運輸インフラ事業部門の受注高は前年同期比5.5%増の 247億円となった。会社側では全体の受注額は公表していないが、徳 渕良平・2020推進企画部長によると、「前年同期比5%程度の減少計 画が前年比7%程度の増加となった」という。

海外では、インドなどで貨物輸送、ベトナムやブラジルなどで高 速鉄道のインフラ整備構想が進んでいる。徳渕氏は、「人や物が1キロ 動く際に発生するCO2が最も低い交通手段として、環境対応からこ れからも世界中で鉄道整備が進みそう」と予想していた。

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