参天薬株が反発、緑内障薬伸長で業績予想増額修正-シティ証は高評価

医療用点眼薬大手の参天製薬の株 価が一時、前日比2.9%高の3170円と反発。緑内障治療薬や角膜疾患 治療薬の販売好調を理由に今期(2010年3月期)業績予想を10日に増 額修正したため、投資家の買いが優勢となった。

参天薬の上半期(4-9月)連結決算は、純利益が前年同期比3.1 倍の117億円と、前回予想を32億円(37%)上回った。上振れの主因 は、提携先から新たな技術料収入を受け取ったこと。原価の低減や研究 開発費の未消化(8億円)なども利益を押し上げた。

新しい通期業績目標は、連結売上高が前期比12%増の1135億円、 営業利益が同87%増の290億円。前回予想と比べると、売上高で25億 円(2.3%)、営業益で35億円(14%)の上方修正となる。

同社IR担当の佐々木郷氏は「販売管理費は当初の予算通り使う計 画だ」と述べ、基本的には想定外の技術料収入だけを通期業績予想に反 映させたと説明した。

シティーグループ証券の山口秀丸シニアアナリストは10日付の投 資家向けリポートで、「大幅過達はサプライジング。『タプロス』で成 長軌道へ」と指摘、目標株価3800円と投資判断「1M(買い/中リス ク)」を継続した。

上半期に20億円を売り上げた緑内障治療薬「タプロス」について 山口氏は、「通期での48億円も可能と予想する。きちんと会社予想通 りの数字を作ってきており、業績予想の精度が増した印象」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE