横河電株が2カ月ぶり上昇率、制御事業の利益回復鮮明-野村証格上げ

工業計器を手掛ける横河電機の株 価が続伸。同社は10日、海外制御事業の回復などを理由に、今期 (2010年3月期)の連結営業赤字が従来計画よりも縮小する見通しと 発表した。野村証券が投資判断を引き上げたこともあり、買い注文が膨 らんだ。

同社株は一時、前日比5.3%高の732円まで値を上げた。上昇率は 9月17日(11%)以来の高さ。

今期連結営業損失予想は25億円と、従来計画の90億円から上方修 正した。制御事業の収益が拡大するほか、固定費削減が寄与するとみて いる。一方、計測機器事業の営業赤字はやや拡大する見通し。

野村証券は10日付で、横河電株の投資判断を「2(中立)」から 「1(買い)」に、目標株価を832円から874円に引き上げた。担当の 和田木哲哉アナリストは投資家向けのメモで、「原油価格の上昇、金融 市場の安定、中東など新興国経済の拡大を背景に、プラント受注が予想 よりも早く回復してきた」と指摘する。

主力の制御事業では、エネルギー関連プラントの投資回復をけん引 役に「緩やかなプラント需要回復が期待できる」と和田木氏はみて、今 期連結営業損益予想をこれまでの60億円の赤字から10億円の赤字に見 直した。ブルームバーグ・データに登録されたアナリスト10人の営業 損失予想平均は60億円。

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