リッチモンド連銀総裁:成長に安定傾向確認できれば、利上げを支持

米リッチモンド連銀のラッカー総 裁は、国内経済の成長に安定傾向が確認できれば、利上げを支持する との姿勢を表明した。

ラッカー総裁は10日、米経済専門局CNBCとのインタビューで、 「現在、注視しているのは、どの時点で成長ペースが十分に力強くな り、利上げが必要になる状態まで達するかということだ」と語り、「労 働市場の動向には頼っておらず、金融システムに提供してきた刺激策 の解消が必要となる時点を見極める上で成長を注視している」と語っ た。

米経済は大恐慌以来となる深刻なリセッション(景気後退)から 脱却しつつあるものの、10月の失業率は10.2%と1983年以来の高水 準に上昇した。ラッカー総裁は今年、連邦公開市場委員会(FOMC) で投票権を持つ。今月4日のFOMC会合では、政策金利であるフェ デラルファンド(FF)金利の誘導目標はゼロから0.25%に据え置か れた。今年7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)は前期比 年率3.5%と、2年ぶりの高い伸びとなっている。

ラッカー総裁は、成長はセクターごとに均一ではなく、製造業と 貿易、消費が拡大を見せる一方で、商業用不動産部門は景気の足かせ となると予想。「消費者は来年には、徐々に支出を拡大する」との見方 を示し、「消費支出の面では底を打ったと思う」と述べた。

一方、金融規制改革については、最も重要なことは投資家が適切 に見通しを立てることができるよう、政府による救済の範囲を決定す ることだと指摘。「市場の秩序を維持する上で大切なのは、投資家が救 済の対象になる企業とそうでない企業とを判断できるよう、透明性を 確保することだ」と語った。

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