ブラジルとメキシコの信用格付け、2010年までに肩並べる可能性

英銀スタンダード・チャーター ドの米州担当チーフエコノミスト、ダグ・スミス氏は10日、ブラジル の信用格付けが来年引き上げられる一方、メキシコは格下げとなり、 中南米2大国の信用リスクが初めて同じ水準に設定されることになる と予想した。

スミス氏は、多角的な貿易が助けとなり、ブラジルが大半の途上 国よりも早くリセッション(景気後退)から抜け出すことで、同国の 債務格付けは1段階引き上げられると予想。メキシコは米国の輸出需 要と石油収入に依存しているため、回復は穏やかなものとなり、格付 けが1段階引き下げられる公算が大きいと分析した。

同氏は、両国が同じ格付けとなることは「5年前なら可能性が高 いとは考えられなかっただろうが、来年半ばに実現すると予想すべき だと思う」と語った。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは9月に ブラジルの格付けを投資適格級の「Baa3」とした。スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーティングスはメキシコ の格付けを投資適格級としては3番目に低い「BBB+」に設定して いるが、アウトルック(格付け見通し)は将来の格下げの可能性を示 唆する「ネガティブ(弱含み)」となっている。

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