アメリカン航空とTPG:日航に最低3億ドルの出資を検討-関係者

アメリカン航空と米プライベ ートエクイティ(未公開株、PE)投資会社TPGは、日本航空へ の3億ドル(約270億円)以上の出資に向けて手を組む可能性があ る。この計画に詳しい関係者1人が明らかにした。

協議が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語ったとこ ろによれば、この金額は、デルタ航空が日航に提示した額に対抗で きる見通し。デルタ航空は、日航をアメリカン航空率いる国際航空 連合「ワンワールド」から、デルタ率いる「スカイチーム」に引き 抜こうとしている。

デービッド・ボンダーマン氏が創設したTPGは、破たんした 米コンチネンタル航空を90年代前半に黒字化させるなど、問題を 抱えた航空会社の再生を手助けしてきた経験を生かそうとしている。 アメリカン航空のトム・ホートン最高財務責任者(CFO)は11 日、東京で記者団に対し、TPGが出資に参加する可能性があるこ とを明らかにしたが、具体的な条件は示さなかった。

アジア太平洋航空センター(シドニー)のピーター・ハービソ ン会長は「買収合戦になりつつあるようだ」と述べる一方で、「最終 的に買収対象となるのが何になるのか定まっていない」と説明した。

協議に詳しい別の関係者1人によれば、TPGは、日航が関与 する交渉への正式参加を日本政府が承認するのを待っている。

TPGの広報担当、ヨッヘン・レゲヴィー氏とアメリカン航空 の親会社AMRの広報担当、チャーリー・ウィルソン氏はともにコ メントを控えた。

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