元ベアーSのヘッジファンドマネジャー2人に無罪評決

米ベアー・スターンズの元ヘ ッジファンドマネジャー、マシュー・タニン被告(48)とラルフ・ シオフィ被告(53)が投資家を欺き、16億ドル(約1400億円)の損 失を負わせたとして証券詐欺の罪に問われた裁判で、ニューヨーク州 の連邦地裁陪審は10日、無罪の評決を下した。

今回の裁判は、世界的なリセッション(景気後退)の発端となっ たサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の崩壊をめ ぐる連邦当局の捜査を受けた最初の公判となった。

女性8人、男性4人の陪審団は1日足らずの議論で評決に至った。 両被告は10月13日の公判で、共謀と証券詐欺、有線通信不正行為の 罪に問われた。有罪が確定すれば最長20年の禁固刑が科されるはずだ った。

検察当局によると、両被告はマンハッタンの連邦地裁の別の裁判 でも、ヘッジファンドの破たんに関連した詐欺の罪に問われている。

公判では被告側の証人としてコロンビア大学経営大学院のグレ ン・ハバード学部長ら3人が証言した。ハバード氏は金融機関が与信 供与を停止したためファンドが破たんしたと主張。両被告が採用した 投資戦略は、運用を継続していれば、最大13億5000万ドルの利益を ファンドにもたらした可能性があると述べた。

一方、政府側は、サブプライム住宅ローン担保証券(MBS)を 大半の投資先とするファンドの健全性を両被告が公然と売り込み、共 謀して顧客を欺いたと主張していた。

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