トムソン・ロイター、欧州委員会の調査に直面-競争法違反の疑い

金融情報サービス大手のトムソ ン・ロイターは、欧州連合(EU)競争法(独占禁止法)に違反した 疑いでEUの執行機関である欧州委員会による調査に直面している。 独占的地位を乱用し、リアルタイムの市況データ提供に用いる同社の 銘柄コードを競合会社や顧客が置き換えて二次利用するのを不当に 制限した疑いがあるという。トムソン・ロイターは、昨年、カナダの トムソンと英ロイター・グループの合併により誕生した。

欧州委員会は10日の資料で、調査の重点は、顧客がトムソン・ ロイターの銘柄コードを同業他社のコードに置き換える、いわゆる 「マッピング」を行うのをトムソン・ロイターが妨げたかどうかに置 かれると発表。「このようなマッピングが不可能の場合、アプリケー ションソフトの修正には時間と費用がかかるため、顧客はトムソン・ ロイターを利用し続けざるを得なく可能性がある」と説明した。

トムソン・ロイターは発表資料で、3日にEUから質問状を受け 取り、今回の調査に協力していることを明らかにした。

同社は電子メールを通じて配布した発表文で「トムソン・ロイタ ーのデータは、当社のグローバル・コンテンツのナビゲートを可能に するために設定・維持している管理コードによって識別されている」 と説明。「顧客は当社事業の中心であり、今後も顧客とともに、デー タサービスの価値向上に向け最善の方法を探究していく所存だ」と表 明した。

ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピー は、金融・法律情報サービスやトレーディング・システムでトムソン・ ロイターと競合関係にある。

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