欧州株:5日ぶり下落、独景況感指数の悪化で-英銀HSBCは高い

欧州株式相場は反落。欧州最大 の銀行、英HSBCホールディングスが好決算を発表したものの、11 月の独景況感指数が予想以上に悪化したことが相場に影を落とし、5 日ぶりに下げた。

英銀2位のバークレイズは大幅安。7-9月(第3四半期)の同 行決算は前年同期比54%の減益となった。アイルランドの建材会社C RHも安い。同社は通期の利益が前年比で最大55%減少するとの見通 しを示した。一方、HSBCは大幅高。同社は7-9月の税引き前利 益が前年同期を「大幅」に上回ったと発表した。

ダウ欧州600指数は前日比0.2%安の245.31で引けた。同指数 は3月9日に付けた今年の最安値からは55%上昇。政府の刺激策と過 去最低の政策金利がリセッション(景気後退)からの脱却を支援する との観測が背景となっている。

ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントのファンドマネジ ャー、アンドレア・ウィリアムス氏は、「市場の崩壊は考えられない が、さらなる乱高下は恐らくあるだろう」と述べた。

ドイツの欧州経済研究所センター(ZEW)による11月の独景況 感指数が発表されると、株式相場は上げ幅を縮小した。11月の期待指 数は51.1と、10月の56.0から低下。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミスト39人の予想中央値は55.0だった

10日の西欧市場では、18カ国中フランスとルクセンブルクを除 く16カ国の主要株価指数が下落。ダウ・ユーロ50種指数は前日比

0.1%安、ダウ・欧州50種指数はほぼ変わらず。

バークレイズが安い

バークレイズは5.1%安。同社の7-9月決算は、純利益が前年 同期に比べ54%減少の10億8000万ポンドだった。さらに1-9月 の評価損が前年同期を「大幅に上回る」水準だったと明らかにした。

CRHは3.4%安。同社は人員削減費用などがかさみ、通期の税 引き前利益が7億3000万-7億6000万ユーロになるとの見通しを 示した。08年実績は16億3000万ユーロだった。さらに為替差損が 利益を押し下げると予想した。

HSBCは4%高。同社は7-9月に不良債権が減少した。また 09年1-9月利益は自社債務の評価額変動の影響を除いたベースで 08年実績を上回っていると発表した。

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