ユーロ高は「痛みの限界点」に-欧州の経営者団体首脳が深い懸念

【記者:Simone Meier】

11月9日(ブルームバーグ):欧州の経営者団体「ビジネスヨーロ ッパ」のユルゲン・トゥーマン会長は、ユーロ圏が過去60年で最悪の リセッション(景気後退)から脱却しようとする中で、最近のユーロ 高が「産業界にとって痛みの限界点」に達していると警告した。

トゥーマン会長は「最近の為替レートの動きについて深く懸念し ている。欧州の成長にとって良いニュースではない」と懸念を表明し た。同会長は欧州の政策担当者らとの会談に先立ち、電子メールを通 じて声明を公表した。ビジネスヨーロッパは欧州全域の2000万社余り の企業経営者で構成する。

ユーロは今年2月半ば以降、対ドルで19%上昇している。欧州中 央銀行(ECB)のトリシェ総裁は強いドルが「極めて重要だ」と発 言。サルコジ仏大統領の顧問、アンリ・ガイノ氏も10月20日、1ユ ーロ=1.50ドルになれば、「深刻な事態」と述べたが、ユーロの対ド ル相場はその翌日、14カ月ぶりにこの水準に達した。

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