米経済成長強まる見込み、けん引役は消費でなく企業投資-月間調査

米経済は向こう数四半期、従来予 想されたよりも成長が強まるもようだ。個人消費の回復は鈍いものの、 製造や企業投資、輸出は上向くとの見通しがブルームバーグ・ニュー スがまとめた月間調査で示された。

エコノミスト64人を対象に実施した同調査中央値によると、今年 10-12月(第4四半期)の米成長率予想は前期比年率3%と、10月調 査時の予測(2.4%)を上回った。失業率は2010年1-6月(上期) に10%を超える見込みで、家計が支出に慎重となる理由となっている。

IHSグローバル・インサイトのチーフエコミスト、ナリマン・ ベーラベシュ氏は「米景気のけん引役は明らかに消費者ではない。企 業は採用にかなり慎重となるため、個人消費は停滞気味となる。景気 回復の早い段階では、回復しているとはあまり感じられないだろう」 と指摘する。

調査参加者はまた、10年と11年の成長率見通しを上方修正した。 計2兆ドル(約180兆円)に達する世界各国の景気刺激策が販売増や 企業の設備投資につながるとみている。ただ、失業率上昇で米連邦準 備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切るのは早くて来年8月の連 邦公開市場委員会(FOMC)だという。

今月2日から9日にかけて実施した同調査によると、今年7-9 月(第3四半期)に3.4%増と過去2年間余りで最大の伸びを示した 個人消費は、第4四半期は1.2%に伸びペースが鈍化し、回復には時 間がかかる見込み。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費 の伸びは10年が1.9%、11年は2.5%となる見通し。

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