フィッチ:「AAA」格付けでリスクが最も高いのは英国

格付け会社フィッチ・レーティン グスは、「AAA」格付けを有する国の中で英国のソブリン格付けが最 も大きな格下げリスクにさらされているとの認識を明らかにした。

フィッチの世界ソブリン格付け責任者のデービッド・ライリー氏 は電子メールで、英国は「財政の調整の必要性が最も大きい」と指摘 した。その上で、英国債についての「ステーブル(安定的)の見通し は、同国政府が来年、財政健全化に向けたより強い政策を明示的に示 すとの予想が背景だ」と説明した。

ライリー氏はまた別のリポートで、「『AAA』格付けを持つ国の 多くで信用力は、金融危機とその後のリセッション(景気後退)によ って大幅に弱まった」とし、「既に大き過ぎる財政赤字に加えて政府債 務が膨らんでいる状況は、政策担当者が一段の負の衝撃に対して対応 する『財政上の余力』を低下させた」と分析した。

ロイター通信は先に、ライリー氏がテレビ局のインタビューで、 米国の格付けについても今後2、3年内に財政が安定化しない場合は 見直しのリスクがあると発言したと報じていた。

フィッチの発言を受けてポンドは一時0.9%下落し1ポンド=

1.6602ドルを付けた。10月23日以来の大幅な下落。クレジット・デ フォルト・スワップ(CDS)による英国債の保証コストは55ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)に拡大した。

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