全日空:2月に長距離欧米路線の新サービス-収入50億円増

全日本空輸は10日、2010年2 月から長距離の欧米路線の新サービスを開始すると発表した。ボーイン グ777型機を計12機就航させる。新サービスの設備投資は最大170 億円。12機のうち6機を新造、6機は改装で対応する。全日空の伊東 信一郎社長は発表会見で、これにより年間50億円の売上高増加を目指 していると述べた。

来年2月に成田-ニューヨーク線でサービスを開始し、その後は 早期にフランクフルト線、ロンドン線へ導入、11年度内には他の欧米 路線に拡大させる方針。日本発のひらめきをテーマとした新ブランドコ ンセプト「Inspiration of Japan」を基に長距離 欧米路線を全面リニューアルする。

サービスの特徴は、ファーストクラスからエコノミーまで新開発 のゆとりを持たせた座席シートを提供するほか、モニターなども最新型 を採用。特にビジネスクラスに重点を置き、機内での過ごし方を自由に コーディネートできるのが特徴。食事時間も一人ひとりが自由に設定で きるほか、睡眠のためのアロマグッズやパジャマなどの寝具などにも工 夫を凝らし、衣食住ほぼすべての面でサービスを改良する。

伊東社長は「厳しいコスト競争の中で生き抜いていく」とし、ア ジアを代表する航空会社の地位確保に向けたステップと説明。10年か らの首都圏空港枠拡大では国際線事業の展開を強化する方針を打ち出し ていたが、足元は景気後退でビジネス顧客需要が低迷しているなどで、 今期(10年3月期)連結純損益を280億円の赤字に下方修正。新ブラ ンドによるサービス展開を今後の収益回復の柱に据える方針。

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