MSCI新興市場指数、10年末までに28%上昇も-モルガンS

モルガン・スタンレーによれば、 新興市場の株式相場は2010年末までに28%上昇する可能性がある。 ただ、政策金利の引き上げや石油価格の値上がりが懸念され、相場の 上昇ペースは今年より鈍化するとみている。

同社のジョナサン・ガーナー氏率いるストラテジストらは9日付 の顧客向けリポートで、MSCI新興市場指数が来年末までに1200 へ上昇する可能性があると予想した。同指数の6日終値は936.36。 別のリポートでは、日本を除くMSCIアジア太平洋指数を486と、 先週末時点から23%の値上がりを予想している。

ガーナー氏は「景気や企業収益は回復に向かっており、新興市場 の株式相場は間もなく主要な高値形成を目指すサイクルに入る公算 が大きい」と指摘。「ただ、金融引き締め策や石油価格の上昇という 逆風にさらされている」との見方を示した。

新興22カ国の銘柄で構成されるMSCI新興市場指数の年初来 上昇率は6日時点で65%と、このままいけば年間のパフォーマンス は1993年以降で最高になる。日本を除くMSCIアジア太平洋指数 の同期間の上昇率は60%となっている。

モルガン・スタンレーは、来年の新興市場のテーマは「マクロ」 と予想し、投資家にエネルギーや金融、いわゆる一般消費財・サービ ス関連銘柄を選好すべきだと助言している。同ストラテジストらはリ ポートで、バリュエーション(株価評価)や「過去の例から世界的な 利上げサイクルに敏感」であることを理由に、ハイテク株の投資判断 を「イコールウエート」に引き下げた。

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