インド国有企業の株売却でBOA、JPモルガン、バークレイズが競う

米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)メリルリンチと英銀バークレイズ、米銀JPモルガン・チェー スの3行は、インド政府が少なくともこの5年で最大の株式放出を計 画する中、国有企業株の売り出し引き受けでしのぎを削っている。

バークレイズ・キャピタル・アジア太平洋部門のロバート・モリ ス会長は、株売却引き受けを目指して競っており、インドの投資銀行 チームを2倍に増員する計画だと述べた。一方、JPモルガンのイン ド部門のカルパナ・モーパリア最高経営責任者(CEO)は、国有企 業による「多くの資産売却」に期待していると語った。

インドのシン政権は先週、黒字の国有企業の持ち株比率を90%に 引き下げると表明。5年間滞っていた資金調達プログラムを加速させ た。ただBOAによると、政府は「大きな機会」を提供するものの、 民間の株売却に比べて手数料は通常低いという。

BOAのインド責任者、ケバン・ワッツ氏はインタビューに応じ、 「この事業の競争は常に極めて激烈だ」とした上で、「これは名誉を懸 けたビジネスだ。当然のことながら政府は非常に高い手数料を払えな いため、あまり収益性の高い事業ではない」と説明した。

英スタンダードチャータード銀行によると、インド政府は上場企 業の持ち株を減らすことで約2560億ルピー(約4960億円)を調達す る可能性がある。モルガン・スタンレーによれば、政府は非上場の224 社の経営権も握っている。

ブルームバーグのデータでは、JPモルガンは今年のインド国内 の株式発行助言で6位、海外で1位。BOAは国内で7位。

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