ヘッジファンド資産:2010年末までに2兆ドル超に拡大へ-ドイツ銀

ヘッジファンドの業界資産は来年 末までに過去最高の2兆ドル(約180兆円)を上回る可能性があると の見通しをドイツ銀行のプライムファイナンス担当共同責任者、バリ ー・ボーザノ氏が示した。2けた台の平均リターン(投資収益率)が 投資家に魅力となっているという。

ニューヨークを拠点とするボーザノ氏は香港訪問中の6日、ドイ ツ銀が預かるヘッジファンド資産が最近増えており、世界中の投資家 が来年に新規資金を振り向ける計画だと説明。同氏が担当する部門は ヘッジファンド向けにサービスや金融商品を提供する。

同氏はヘッジファンド業界には「2010年以降、かなりの資金流入 があると確信している。この予想される伸びは、債券の低利回りや株 式のパッシブ運用でのさえない成績を受けて、リスクを受け入れてリ ターンを取りたいとの機関投資家の需要継続を反映している」と指摘 した。

米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、ヘッ ジファンド資産は昨年6月に1兆9300億ドルのピークを付けたが、そ の後は最大31%減少。今年3月に1兆3300億ドルまで落ち込んだが、 9月までには1兆5300億ドルに回復した。業界の昨年の年間損失は過 去最大で、投資家による資金引き揚げが相次いでいた。

HFRの今月7日の発表資料では、HFRIファンド・ウエーテ ッド・コンポジット・インデックスが今年1-10月期にプラス17%近 くとなり、成績が改善。ヘッジファンドの3分の2が今年7-9月期 に資金純流入となったという。

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