岩崎電株が3月来安値、民需低迷と訴訟費響き最終赤字に-無配に転落

照明器具メーカーの岩崎電気株が 6日続落。主力の照明や光応用部門での民需低迷が響いたほか、特許 裁判に関わる訴訟関連費用もかさみ、今期の連結最終損益は一転赤字 になる見通し。年間配当もゼロとする方針で、業績悪化を嫌気した売 りで一時前日比4.6%安の144円と3月16 日(安値142円)以来、お よそ8カ月ぶりの安値を付けた。

今期(2010年3月期)の連結最終損益は6億5000万円の赤字と なる見込み。前回予想は2000万円の黒字、前期実績は24億円の赤字。 最終赤字転落に伴い、従来1株当たり5円を計画していた年間配当に ついては無配とする。照明部門で道路・トンネルなどの官公需関連の 需要は堅調だが、民需が総じて低調。オランダ・フィリップス社との 特許裁判で、和解金と訴訟関連損失を特別損失に計上したことも響く。

同社財務部長の齋藤洋氏は、「工場や商業施設向け照明需要の大幅 な落ち込みが続いている。光応用部門でも主力の映像用プロジェクタ ー光源を中心に価格競争が激しく、販売価格の低下で採算悪化を余儀 なくされている」と、厳しい収益環境の現状を説明していた。

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