近畿車両株が7月来上昇率、ドバイなど輸出向け採算改善し利益上振れ

車両業界3位の近畿車両株が一時 前日比10%高の837円と急伸。上昇率は7月14日(11%)以来、約 4カ月ぶりの大きさを記録した。ドバイや米国向けなど海外車両の利 益率が改善し、上期の連結営業利益は従来予想を25%上回った。前年 同期との比較では、減益予想が一転増益となり、好業績を評価した買 いが優勢となった。午前終値は8.3%高の824円。

会社側が9日に発表した上期(4-9月期)の営業利益は計画値 を25%上回り、前年同期比42%増の46億1400万円となった。ドバイ 道路交通局向け車両や、米国のダラス高速運輸公社向け低床式軽量電 車などで、原価低減が進んだことが寄与。上期の好調を受け、2010年 3月期の連結営業利益予想も、従来の66億円から79億円(前期比

6.8%減)へと増額修正された。

同社経営管理室の山本隆彦部長は、「鉄道車両は多品種少量生産の ため人手がかかる。海外向けの生産量が大きかったため、習熟度が上 がった結果、量産効果が予想以上に出た」と話す。

一方、上期営業利益が計画値を9億円超上回りながら、通期計画 の増額分は13億円にとどまった点については、「上半期でドバイ向け がほぼ終了することが要因」と、山本氏は説明している。

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