スクリン株が急反発、半導体製造装置の受注回復で通期赤字額減少へ

半導体・液晶製造装置が主力の大 日本スクリーン製造株が一時前日比6.4%高の380円と急反発。企業 の半導体設備投資に改善の動きが出ており、7-9月期の受注が回復 傾向にある。今期の赤字幅が縮小する見通しとなり、業績改善を好感 する買いが膨らんだ。

会社側が9日に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算で は、企業の設備投資の冷え込みから最終赤字が128億円と当初計画の 110億円、前期の12億6300万円からそれぞれ赤字額が拡大した。半 面、一部の半導体・液晶パネルメーカーでは設備投資再開の動きが見 られるとし、通期(2010年3月期)の最終赤字予想は従来の150億円 から120億円へ縮小する見通しとなった。

野村証券の和田木哲哉アナリストは9日付リポートで、7-9月 期の半導体製造装置受注は事前のガイダンス150億円強に対して343 億円と大幅に上回ったと指摘。事業環境は改善しているとし、投資判 断の「1(買い)」を確認した。目標株価は537円(従来533円)に変 更。

一方で和田木氏は、株価上昇の阻害要因となっているのは、株価 が400円を超えればエクイティファイナンスもあり得るという8月の 会社側発言と言うが、「エクイティファイナンスを現状株価で実施して 希薄化しても、株価の割安感が強い」との見方を示している。

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