井関農株が3カ月半ぶり上昇率、コスト削減で上期業績再度の上方修正

農業機械専業で3位の井関農機の 株価が買い気配で始まり、取引成立後は7%高の366円と約3カ月半 ぶりの上昇率を記録した。固定費削減の徹底で上期業績を再度上方修 正したため、収益改善の順調な進展を評価する買いが膨らんだ。

同社は9日、上期(2009年4-9月)の連結純利益が従来計画の 8億円から15 億9700万円に上振れたと発表。前期実績は6億9000 万円。同社IR広報室の富久誠室長によると、「開発費や設備投資、販 売管理費などの削減で利益が伸びた」という。

同社は8月13日にも業績予想の上方修正を発表しており、今回が 2回目。12日の上期決算発表時にあらためて2010年3月通期の業績 予想を開示するとしているが、上期時点で通期の連結純利益予想であ る16億円をほぼ達成、通期の増額修正期待も膨らむ格好になった。

十字屋証券の岡本征良投資情報室長は、「今回の大幅な利益拡大は ポジティブサプライズで、通期業績予想の上方期待も持てる」と指摘。 ただ、今回上方修正された上期売上高も前年同期の実績は下回ってい る状況で、「株価上昇は限定的なものになる可能性が高い」との認識を 示している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE