10月の銀行貸出は前年比1.5%増-昨年5月以来の低い水準

日本銀行が10日発表した貸出・ 資金吸収動向等によると、10月の銀行貸出平均残高は前年同月比

1.5%増と前月から伸びが鈍化し、昨年5月以来の低い水準となった。

銀行・信金計の貸出平均残高は同1.5%増と前月から伸び率は横 ばい。貸出債権の償却や流動化など特殊要因を調整した銀行貸出平均 残高は同1.9%増と昨年4月以来の低い水準だった。ブルームバー グ・ニュースの予想調査では、銀行・信金計の貸出残高は1.5%増が 見込まれていた。

金融機構局の清水誠一参事役は「銀行・信金計の貸出残高は伸び が横ばいだったが、より実勢を反映している調整後の貸出残高は伸び が鈍化している。企業の資金需要は設備資金、運転資金ともに弱めに 推移している」と指摘した。

バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは 統計発表前、10月の銀行・信金計の貸出残高は0.9%増と前月(1.6% 増)から比較的大きな減速を見込んでいた。「前年の9月から10月に かけてプラス幅が拡大したことの『裏』が出るため」で、こうした技 術的な振れに注意を要するものの、「基本的には貸出残高の減速傾向が 確認されるだろう」と指摘していた。

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