米ボラティリティ指数が2週間ぶり低水準-G20の景気対策継続を好感

9日の米国株市場では、株価の予 想変動率の指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラ ティリティ指数(VIX)が約2週間ぶり低水準を付けた。先週末の 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で各国政府が景気刺 激策の維持で合意し、世界的な株高となったためだ。

VIX指数は6営業日続落。先週は週ベースでほぼ1年ぶりの下 落率を記録していた。ニューヨーク時間9日午後1時半(日本時間10 日午前3時半)現在は、前週末比5.6%低下の22.83。同指数は、S& P500種株価指数の下落に備えた保険として利用されるオプションの コストに連動する。S&P500種は同時刻現在で1.6%高。

ACEインベストメント・ストラテジスツ(バージニア州)の最 高経営責任者(CEO)としてオプションを含めた資産運用に携わる ユディー・チャン氏は「短期的に恐れる対象はあまりなく、市場も良 好な上昇トレンドの中にある。このため、VIX指数が徐々に下がる のは当然」との見方を示し、「指数が近い将来18まで低下してもわた しは驚かないだろう」と語った。

VIX指数は、株価が年ベースで70年ぶり大幅下落に向かってい た昨年11月20日に過去最高の80.86で終了して以降、72%低下。今 年10月21日には一時、1年2カ月ぶり低水準の20.10を付けた。過 去19年の平均は20.28で、昨年5月以来、18を下回る水準で終了し たことはない。

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