外貨準備に占めるドルのシェア低下はドル安の結果-バークレイズ

バークレイズ・キャピタルによる と、世界の外貨準備に占めるドルのシェア低下をもたらした原因は、 中央銀行による外貨準備の分散を図る努力よりもむしろ、ドルの価値 下落の結果がほとんどすべてだという。

ニューヨーク在勤のチーフ米通貨ストラテジスト、スティーブ ン・イングランダー氏は9日付の顧客向け調査リポートで、「米ドル のシェア低下は、各国中銀が他通貨でドルを代用できるようになった ためではなく、ドルがそれほど価値をもたなくなったためだ」と指摘 し、「米ドルの価値に変化がなかったとすれば、ドルの外貨準備に占 めるシェアはほとんど動きがなかっただろう」と分析した。

イングランダー氏によると、中銀が外貨準備の分散を図るのは、 ドルが堅調ないし上昇しているときだけであり、ドル安の際にはドル を保持する傾向がある。

国際通貨基金(IMF)の9月30日の報告書によると、ドルのシ ェアは4-6月(第2四半期)に62.8%に低下した。これは、ユーロ が導入された1999年以来の低い水準。ピークは2001年の72.7%だっ た。

主要6通貨に対する米ドルの動きを示すドル指数は9日、一時

1.2%低下の74.930と、08年8月以来の低い水準となった。同指数は 年初来で7.7%下げている。

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