欧州債:ドイツ債上昇、下げ過ぎ感から買い-10年債利回り3.32%

欧州債市場ではドイツ国債相場 が上昇。世界の景気回復がまだ定着していないことを考慮した場合、 前週の下げは正当化できないとの見方から、買いが優勢となった。

独10年債利回りは先週、9月23日以来の高水準まで1ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)に近づいた。9日発表された9 月のドイツ鉱工業生産と輸出はともに予想を上回ったものの、国債相 場には影響しなかった。

先週の10年債利回りは週間ベースで13bp上昇と、9月18日 終了週以降で最大の上げとなった。欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁が緊急流動性プログラムの一部を引き揚げる方針を示したこと が材料視された。

ANZバンキング・グループのシニア金利ストラテジスト、ル カ・ジェリネク氏(ロンドン在勤)は「欧州の一部で力強い輸出が得 られたとしても、依然として数多くの問題が存在する」と述べた。さ らに、前週の相場下落については、ECBが1年物資金入札を恒久的 に継続しないとの方針を示したことが原因だと指摘した。

ロンドン時間午後4時45分現在、10年債利回りは前週末比5 bp低下し3.32%。一時は3.38%まで上昇する場面もあった。同 国債(表面利率3.5%、2019年7月償還)価格は0.39ポイント上 げ101.49。同2年債利回りは1.24%と、前週末から3bp低下し た。10年債と2年債のスプレッドは1bp縮小し208bpとなった。

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