洋インキ株が急伸、コスト削減進み利益増額修正-自社株買い計画も

印刷インキ国内トップの東洋インキ 製造株が大幅続伸。コスト削減が想定以上のペースで進んでいるとして、 今期利益の増額修正を発表した。また、自社株買いの実施計画も示し、 利益回復と株主重視の経営姿勢を評価した買いが先行。一時前週末比

5.5%高の346円と9月30日以来の高値を付ける場面があった。

洋インキが6日発表した10年3月期業績(今期)予想の修正による と、連結最終損益は40億円の黒字(前期は39億円の赤字)になる見通 し。従来予想から10億円引き上げた。一方、国内での紙媒体印刷インキ 事業の不振が響き、連結売上高は前期比8.3%減の2200億円と、従来計 画を100億円下回る見込み。

同社広報グループIR担当の東郷新氏によると、当初計画で年間70 億円だった固定費(人件費や外注費など)と調達費(原材料費や仕入れ コストなど)を合わせたコスト削減策が、計画を上回るペースで進展し ていることが利益増額の主因という。

売上高については、紙媒体印刷インキ事業の不振となる一方、食品 包装向けインキは堅調。「エレクトロニクス向けのレジストインキや接着 剤も底入れ、回復傾向にある」と、東郷氏は話していた。

洋インキは業績修正と同時に、400万株(発行済株式数の1.32%)、 18億円を上限とする自社株買いを実施することも発表した。取得期間は 11月9日から来年3月24日まで。直近データの10 月31日時点での同 社発行済み株式数は3億243万6093株で、自己株式数は67万2631株(発 行株の0.2%)。

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