クボタ株が急伸、収益力の高さやアジアでの好調を評価-利益予想増額

農機メーカーのクボタの株価が前 週末比6.5%高の755円まで買われ、急伸。足元の利益が計画を上回っ て推移しているほか、今期(2010年3月期)の連結純利益予想を上方 修正したため、アジアでの販売好調や収益力の高さを評価した買いが膨 らんだ。日中の上昇率としては、7月21日の6.9%以来、約3カ月半 ぶりの大きさ。

会社側が6日に発表した資料によると、上半期(4-9月)の連結 純利益(米国会計基準)は前年同期比46%減の193億1300万円で、従 来計画150億円を大きく上回った。上半期の状況を受け、今期の連結純 利益は前期比14%減の415億円と、従来予想400億円を上回る見通し に修正した。

同社広報室の竹富圭一郎氏は「主力の内燃機器関連では、中国で政 府の補助金も追い風となってコンバインや田植機、タイでは農村の人手 不足を背景としてトラクターやコンバインが伸びている」とし、アジア 地域向けが好調に推移しているとしている。

大和証券SMBCの田井宏介アナリストは投資家向けメモで、「上 半期計画に向けて特に利益水準の低進ちょく率が一部で危惧されていた が、きゆうに終わった」と指摘。上半期決算で同社の収益力の高さが示 されたとし、「11年3月期ベースでPER(株価収益率)17倍強の株 価水準は依然割安」と強調している。

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