トクヤマ株8カ月ぶり安値、多結晶シリコンやセメント苦戦し下方修正

化学品や多結晶シリコンなどを手掛 けるトクヤマの株価が急反落。多結晶シリコンやセメント事業などの苦 戦を受け、6日に今期業績予想の下方修正を発表した。収益環境の厳し さを嫌気した売りで一時前週末比7.1%安の513円と、3月4日(安値 512円)以来、およそ8カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。

10年3月期(今期)の連結営業利益は前期比34%減の150億円を見 込む。従来予想は200億円だった。化学品、特殊品、セメント建材他の 各事業部門とも、上期はほぼ計画通りに推移したものの、従来前提とし ていた下半期の需要回復が見込めないと判断した。

同社広報・IRグループリーダーの松本良文氏は、「期初計画の見積 もりが甘過ぎた」と話す。同氏によると、化学品では苛性ソーダや塩化 カルシウムの伸び悩みが顕著。特殊品では、主力の多結晶シリコンが低 単価の太陽電池向けは堅調だが、好採算の半導体向けが振るわない。ま た、セメント建材については、公共事業や住宅投資の落ち込みが響くと している。

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