ドラギFSB議長:金融機関への公的支援、無期限に継続すべきでない

【記者:Lorenzo Totaro】

11月7日(ブルームバーグ):20カ国・地域(G20)の中央銀行、 監督当局などで構成する金融安定化理事会(FSB)のドラギ議長 (イタリア銀行=中央銀行=総裁)は7日、一部の金融機関は金融 危機に対処する上で、政府支援策への依存に陥っており、各国当局 はいつまでも支援を続ける過ちを犯すべきではないと訴えた。

ドラギ議長はG20財務相・中央銀行総裁会議終了後、英スコッ トランドのセントアンドルーズで記者団に対し、「一部の金融機関は こうした支援への依存に陥り、公的支援から離脱できるようには見 えない」と指摘し、「一部の所管当局は持続不可能なビジネスモデル への支援を継続する恐れがある」と語った。

同議長はただ、「この問題でどんなイニシアチブを採用するにせ よ、市場の信頼感に与える影響について評価する必要がある」と付 け加えた。FSBはこの日電子メールで配布した声明で、金融機関 に対する支援からの出口戦略について、「事前に公表され、柔軟かつ 透明で信頼できる内容でなければならない」と説明した。

世界的金融危機の影響で、金融機関が1兆7000億ドル(約153 兆円)もの信用損失や評価損を計上する事態を受けて、世界各国政 府は救済のため、過去2年間で4000億ドルを上回る支出を行ってい る。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE