プロミス新社長:三菱UFJ系モビットや三洋信との合併検討

(第4、5、7段落を追加します)

【記者:谷口崇子、フィンバー・フリン】

11月9日(ブルームバーグ):三井住友フィナンシャルグループの 消費者金融会社プロミスは、来年1月までにまとめる構造改革計画で、 子会社の三洋信販、アットローンに加え、三菱UFJフィナンシャル・ グループとの合弁会社「モビット」の合併を検討している。また、コス ト削減のため有人店舗を現在の半分程度に減らす考えだ。

今月1日付で就任した久保健新社長(55)がブルームバーグ・ニュ ースのインタビューで明らかにした。グループ戦略の見直しは改革プラ ンの柱の一つ。久保社長は「人員効率化や経営の一体化を図る上で、気 持ちとしては分散より集中したい」と述べ、プロミスを中心にグループ の消費者金融4社の合併を検討していく考えを示した。

モビットはプロミスと旧UFJグループとの合弁会社で、現在は三 菱UFJ(子銀行)が50%、プロミスが45%を出資する。プロミスが2004 年に三井住友FGに傘下入りして以降、資本関係のねじれ解消が課題と なっている。久保社長は「気持ちとしてはほしいが、まだ話はしていな い」と、今後の三菱UFJ側との交渉に意欲を示した。

モビットやアットローンは当初、プロミスや三洋信販より低い利息 で貸し出せる顧客層を対象とした新たなビジネスモデルとしてスタート した。しかし、貸出金利や金額に上限を設ける改正貸金業法の来年6月 予定の完全施行を前にプロミスなどが上限金利を引き下げこともあり、 顧客層が重複するなどの問題も発生している。

有人店舗、半減も検討

久保社長は1人当たりの融資額に所得に応じた業界全体としての上 限を設ける総量規制が導入されれば、「複数ブランドを維持するメリッ トは相対的に薄まる」と指摘。同規制には同社顧客の4分の3が抵触す る可能性があると言う。「総量規制は顧客、業界への影響が大きい上に 不透明。本当につらい」とし、業界として導入見直しを求める方針だ。

プロミスの有人店舗数は9月末で連結200店、単独148店。久保社長 は適正数として「半分ぐらいかなという感覚は持っている」と言及。人 員削減策も検討する。ただ、アイフルが30店、アコムは45店など同業他 社が3分の1程度まで削減する中、「人を残すことが後々武器になる可能 性もある。地域戦略との兼ね合いで再考したい」とした。

三井住友銀行出身の久保氏は「主力行と関係を強化し、資金調達の 不安を一掃する必要があった」と社長交代の理由を説明。出資比率は引 き上げなかったが、改革計画まとめる総合企画部のトップを同行から迎 え入れた。主力行の支援姿勢を受けて、最大300億円規模の債権流動化 の検討も始めた。

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