短期市場:翌日物金利が弱含み、地銀の資金余剰で-レポは下げ渋り

短期金融市場の無担保コール翌日 物が誘導目標0.1%を下回って弱含んだ。国から交付金の支払いを受け た地方銀行が資金余剰になっているためだ。一方、レポ(現金担保付債 券貸借)は下げ渋っており、日本銀行の資金供給オペに対する需要も底 堅かった。

短資会社によると、翌日物は朝方こそ一部大手行や信託の調達で

0.10%付近が取引されたが、午前9時ごろに0.1%を下回り、0.07-

0.08%まで低下した。前週末6日の加重平均も0.099%と、約4週間ぶ りの低水準だった。

また、無担保コール1週間物でも、地銀を中心に0.13%の運用希望 が多く並び、調達意欲が後退していた。

国内大手金融機関の資金担当者によると、5日に地方交付税交付金 が払い込まれて、翌日物は同日以降、低下圧力がかかっているという。 同日は法人税の国庫納付日でもあったが、交付金払いの影響のほうが大 きかった。

もっとも、準備預金の積み最終日を週末に控え、週後半は調達意欲 が強まるという。全体の積みの進ちょく率かい離幅はプラス5%と順調 に進んでいるが、平均的に積みを進めている銀行は調達を強めやすい。 最終日は13日から15日までの3日間の積み上げが必要になり、調整が 難しいとも指摘された。

レポ、0.13%未満は運用手控え

無担保コール金利の弱含みに比べ、レポは0.13%付近で下げ渋って いる。日銀はこの日の国債買い現先オペの資金供給額をスポットネクス ト物、ターム物を合計して1兆2000億円と、直近の最低額まで縮小。 最低落札金利は0.13%で横ばいだった。

大手金融機関の担当者は、レポについて、0.13%を下回る水準では 大手銀行が資金を運用しないため、金利が下がらないと指摘する。レポ の運用利回り0.13%に取引手数料を含めると、利息0.1%の日銀当座預 金に預けた場合とほぼ同じ条件になるため、レポ市場に資金が流入しづ らくなる。調達側も0.13%付近での取引に応じている。

日銀はこの日、1兆円の本店共通担保資金供給オペ(11月10日- 30日)を実施。落札金利は0.13%で横ばいだった。市場関係者の間で は、証券会社などによる国債発行日の資金手当てを補うため、大量の資 金供給になったとの見方が多い。コール市場では月内の資金需要が弱ま っているためだ。

最近の市場では、共通担保オペの入札結果を受けてレポ金利が上下 する場合が増えている。大手金融機関の資金担当者は、この日の同オペ について、銀行より証券の応札が多かったのではないかとの見方を示し た。

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