ラスベガス・サンズのマカオ部門IPO、最大3020億円調達-関係者

米カジノ会社ラスベガス・サンズ のマカオ部門であるサンズ・チャイナが、香港市場での新規株式公開 (IPO)を通じて最大260億香港ドル(約3020億円)を調達する可 能性がある。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

関係者らによると、サンズ・チャイナはIPOで18億7000万株 を1株当たり10.38-13.88香港ドルで売却する。価格設定が非公開で あることを理由に、匿名を条件に語った。ラスベガス・サンズは、資 産家のシェルドン・アデルソン氏が率いる企業。時価総額は今年これ までに159%増加している。昨年は94%減少していた。

サンズ・チャイナは今回のIPOで調達した資金を使い、マカオ のリゾート建設を再開し、マカオのカジノ王スタンレー・ホー氏に対 抗して攻勢を強める。ブルームバーグのデータによると、今回のIP Oは、香港で今年2番目の規模になると見込まれる。関係者によると、 首位は中国民生銀行で、最大315億4000万香港ドルの調達を目指して いる。

クレディ・スイス・グループのアナリスト、ガブリエル・チャン 氏(香港在勤)は9日の電話インタビューで、「現在のような流動性 フローがいつまで持続可能か分からない。株式公開は、後日よりも今 実施する方が良い」と指摘した。

マカオのカジノ収入は今年、過去最高となる可能性がある。中国 本土での記録的な融資と景気回復で、マカオ訪問者の半分強を占める 本土からの来訪者が増えていることが背景にある。2009年7-9月 (第3四半期)のカジノ収入は前年同期比22%増加した。サンズが持 つ「ベネチアン・マカオ」は世界最大のカジノ。

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