米住宅保有者:「ネガティブ・エクイティ」状態の割合減少-調査会社

インターネットで不動産関連情 報を提供する米ジロー・ドット・コムが9日発表したリポートによ ると、住宅ローン残高が住宅の現在価値を上回る「ネガティブ・エ クイティ」の状態にある米住宅保有者の割合は、7-9月(第3四 半期)は約21%となり、前の四半期から減少した。資産価値の安 定化と一部住宅所有者が差し押さえにより持ち家を失ったことが 背景にある。

リポートによれば、この割合は4-6月(第2四半期)には 23%だった。同社のチーフエコノミスト、スタン・ハンフリーズ 氏は発表文で、「ネガティブ・エクイティ状態にある住宅保有者の 割合が減少したことは前向きな兆しで、資産価値が第2四半期から 第3四半期にかけて安定化したことに直接起因する」と分析。さら に「ローン残高が住宅の現在価値を上回っていた住宅所有者の多く が差し押さえで持ち家を失ったことも理由だ」と説明した。

デフォルト(債務不履行)関連データを手掛ける米リアルティ トラックが10月15日に発表した統計によると、7-9月(第3 四半期)の米住宅差し押さえ手続き開始件数は前年同期比23%増 の93万7840件となった。ジローの試算によれば、これと同じ期 間に一戸建て・集合・共同住宅の価格(中央値)は前年同期比6.9% 下落し19万400ドル(約1715万円)となったが、前期比では

0.4%の下落にとどまった。

また、銀行による差し押さえ物件の売却は、9月の全米住宅販 売の21%を占め、カリフォルニア州の一部やラスベガスなどの地 域では約7割を占めるところもあったという。同社によれば、米国 で売却された住宅の約27%は購入価格を下回った。

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